サイトリニューアル時の確認事項【7項目】

サイト作成
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WEBサイトのリニューアルを行うので、制作会社との間に入ってアドバイスをして欲しいと知人から頼まれました。

自分の管理しているサイトたちはノリでリニューアルして、あっこれ忘れてた、とか多いので、今回はそういうことのないように、必ず確認しておくべき事を書きたいと思う。

WEB担当者だけでは無く、制作の人にも役立つ内容になっている。

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サイトリニューアルを考えたか徹底的にヒアリングする

とりあえずリニューアルをして気分一新したい。良く分かる、その気持。でも実際にリニューアルする必要があるかどうか検討するのも重要。するとしてもリニューアルの規模を考える必要はある。

中のコンテンツも全部変えるのか、周りのデザインと骨格(今ならHtml5とcss3で作成し、構造化データのマークアップを行う)だけ新しくして、中の文章は同じでOKなのか、写真は素材集なのか、それとも実際の写真にするのか等確認する。写真はなるべく、実際の撮影した写真を使用することをお勧めする。

困っている部分?欲しい機能は? この問に答えられる人は良いが、中々答えられない人も多い。
そのため、日常行っているWEBでのルーチン業務を説明してもらい、自動化出来る部分や、効率化出来る部分を探すのも重要。

Googleアナリティクスで現状のサイトを確認する

たまにこれすら確認しないで、リニューアルをする制作会社さんがいて驚く。

ここでは、まず以下の2点を確認しておく。

どのページがコンバージョンに一番貢献しているか。

コンバージョンに貢献の定義が曖昧だが、ここではコンバージョンの前にどのページを見ていたかを確認しておく。

そのページはユーザーを後押ししたページなので、ページ作成の際に必ず参考にする。

Googleアナリティクスで解析・改善する際の流れ
Googleアナリティクスで解析を行う際にどういった流れで進めれば良いのか聞かれることがあるため、Googleアナリティクスで解析する際の流れを書いていきたいと思います。 解析・改善する際の、大きな流れとして以下のようになります。 1:Go...

どのページが一番アクセスが多いか

アクセスが多いページには、2つの理由がある。

1つはユーザーがサイトに入って後で探した当てたページ。

つまり、ユーザーがそのサイトで一番興味がある話題だ。ここも、改修時には参考にし、もう少し詳しく書くのが良いか、簡略かするかなどを、ユーザーの滞在時間やスクロール量をみて決める。

2つ目は、検索でのアクセスが多いページ。

これはAnalyticsではランディングページと掲載されている。所謂、SEO的に上手く行っているページだ。ココはなるべくならURLは変更しないで行きたい。

ただし、ディレクトリ構造等で、どうしても変更する場合も多々あると思う。その場合は必ず301リダイレクトを使って、リンクジュースを新しいURLのページに渡して欲しい。

この301リダイレクトは、ランディングページだけでは無く、URLが変わった全てのページに対して行って欲しい。

サイトマップを作成する

1のAnalyticsの確認が終わったら、サイトマップを作成しよう。ディレクトリ構造はもちろん、URL、タイトル、ディスクリプションを書いておく。

タイトルには検索数の多いキーワードが入るようにすべきであるが、競合が多すぎる場合は、もう一歩踏み込んだキーワードを入れても良いかも知れない。

ビックワードで狙うのではなく、掛け合わせでとりに行く。

例えば、東京の渋谷で歯医者を経営していたとする。ここで、歯医者でSEOをとりに行く人はいないだろう。

歯医者は地域密着なので、「渋谷 歯医者」がまず思い浮かぶだろう。これで、上位に上げられれば良いが、上位表示は時間がかかる、難しいとなった場合どうするか。

その場合、歯医者を調べる人の動機を想像する。思いつくのが、虫歯、歯を白くする、矯正といった動機がある、

そこで、「渋谷 歯医者 虫歯」、「渋谷 歯医者 ホワイトニング」、「渋谷 歯医者 矯正」といった様にもう一歩踏み込んだワードで取りに行く。

解析ツールは必ず全サイトに入れる。

複数のドメインがある場合には、必ずクロスドメイントラッキングを行い、ユーザーの行動を串刺しで導線を見ていこう。

クロスドメイントラッキングは、Googleタグマネージャーを実装することで簡単に出来る。

タグマネージャーの使い方は過去に書いたので合わせて読んで欲しい。

企業のWEB担当者がFTP情報等持ち合わせていない場合、Googleタグマネージャーを入れておけば、ブラウザ経由でタグの差替えが可能になる。

つまり制作会社さんには、Googleタグマネージャーのタグを渡して、全ページ<body>直後に実装しておいてといえばOK。細かい設定は、WEB担当者側で細かく行えば良い。

 

また、タグマネージャーを入れておけば、SearchConsole(旧 WEBマスターツール)の認証も簡単だ。

WEBマスターツールでは、サイトのインデックス状況、エラーページ、リンクされているページ、リンクしているページ、ユーザーが、サイトにアクセスする際に検索したキーワード、等が分かる様になるので必ず導入しよう。

もちろん、SearchConsole、Googleタグマネージャーも、GoogleAnalyticsと同様に無料で使用可能である。

フォームは必ず最適化する

本ブログでも何度も取り上げているが、コンバージョンの部分になるフォームは必ず最適化すること。

方法はEFOのページに書いてあるので割愛するが下記の様な事を行う。

 

1:全角と半角の制御

2:郵便番号をいれると、住所の自動入力

3:リアルタイムで入力項目のバリデート(正誤判定)

4:ふりがなの自動入力

5:補足情報は必要なとき(入力項目に来た時だけ)表示

6:ブラウザを閉じるときにアラート画面

 

上記に加え、記載項目はギリギリまで削ることが重要だ。営業上あったら便利だけど、無くても困らない項目はとりあえず削除。(会社名だったり、学校名等)

そして、フォームのページには、このフォームを送信すれば手に入るであろう未来が分かる画像を載せておく。これだけで、CVRが驚くほど変わる。

例えば、資料請求のフォームであれば、資料セットの画像を載せておく。化粧品サンプルであれば、実際に送る化粧品サンプルの画像を載せておくのだ。

KPIを決める

KPI( key performance indicator、重要業績評価指標)は、言い換えれば小さいゴール・目標。

一方、大きいゴール・目標は、KGI(Key Goal Indicator  重要目標達成指標)と言われている。

 

要するに、KGIは売上目標、KPI売上目標を達成するために必要な目標値

WEBで言えば、「今年は売上を2,000万上げる」というのがKGI。

KPIは2,000万を達成するために必要な、成約数。その成約数を達成するために必要な、問合せ数、アクセス数やコンバージョンレート。こういったものをKPIという。

リニューアルして、問合せを何件取れれば成功、アクセスするユーザーが何人増えれば成功、CVRがどれくらい上がれば成功といった数字は決めておこう。

WEBに終わりは無いという認識を持つ

よく言われるのが、リニューアルしたから大丈夫ですよね?改善を1年近く行ったので、完成ですよね!

そんな事を良く言われます。

大丈夫かどうかで言えば全然ダメ。

 

例えば、部下が「数字も出せてきたから新しい知識、トークも覚えません。今までの貯金で戦います。」って言ったらどうします?

「いやいや、お客さんの要望は毎年変わるから、ちゃんとヒアリングして、勉強して提案しろよ!」ってなるでしょ。

 

WEBも同じです。デザインの流行りは変わるし、ユーザーも変わっていきます。特にスマフォなんてサイズも変わっているから、使い方も片手なのか両手なのか、そのボタンの位置で指は届くのか、等変わっていきます。

 

そのため、下記の様なPDCAを早いサイクルで回すのが重要になっていきます。

この位置のほうがCVRが高くなるのでは(PLAN)?

実際に位置の変更(DO)

ABテストで解析(CHECK)

CVRが高かった方を採用(ACTION)

 

余談ですが、今回お話を伺った方リニューアル希望の方は、この絶えず改善をするって事の重要性をご存知でした。

 

分からないことなどあれば、コメントからお気軽に質問してください。
この記事書いた人
MITSUI

デジタルマーケティングに16年間従事しているMITSUIです。Google AnalyticsとGoogle Tag Managerが大好きで、これらのツールを活用した情報提供を行っています。ブログではデジタルマーケティングに関する情報や最新のトレンド、ベストプラクティスを紹介しています。

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