Googleアドワーズが提供する、動的リマーケティングの使い方を説明します。
動的リマーケティングとは
動的リマーケティングとは、ユーザーの行動に合わせて最適な広告を表示する、リマーケティングです。
商材が10点以上ある場合は利用したほうが良いでしょう。
簡単にいうと、商品Aをみたユーザーには商品Aの広告を。商品Bをみたユーザーには商品Bの広告を表示することができます。
動的リマーケティングの設定方法
対象のページにユニークのIDをつけます。
そのユニークのIDと商品の情報を記載したCSV(フィード)をアドワーズにインポートします。
※小売(ECサイト)の場合はマーチャント登録をし、Merchant Center と アドワーズをひも付けMerchant Centerにインポートします。
ユニークIDは扱う商材によっては、元々付番されていたりするので、元々のユニークIDがある場合はそちらを利用しましょう。
キャンペーンの作成
まずは、ディスプレイネットワークのみでキャンペーンを作成します。
キャンペーン名はわかりやすいであれば何でもOKです。
マーケティング目標にチェックをいれ、
ユーザー行動を促進する > ウェブサイトで購入にチェック
詳細設定の部分で、動的広告の設定 > 動的広告を使用にチェック
業種を選択します。
業種がない場合は、その他で自分で紐付ける項目を作成することも可能です・
今回は求人で作成します。
保存して次へをクリックすると、フィードの作成、タグの作成を促されます。
メールで送信とあるので、自分のメアドを入れて続行します。
フィードの作成
共有ライブラリ > ビジネスデータ
データを作成 > 動的広告ディスプレイフィードを選択
名前はわかりやすい名称でOK。今回はCareer_feedとしています。
求人のフィードは以下のようになっています。
必須はJob ID Title です。
必須以外は空欄でも構いませんが、広告に表示できる項目とFinal URLは埋めておいたほうが良いでしょう。
求人の場合、Final URLは求人情報の詳細ページが最適だと思います。
| 属性(CSVヘッダー) | 必須項目 | 広告に表示できる |
| Job ID (テキスト) | Yes | |
| Location ID (テキスト) | ||
| Title (テキスト) | Yes | Yes |
| Subtitle (テキスト) | Yes | |
| Description (テキスト) | Yes | |
| Destination URL (URL) | ||
| Image URL (URL) | ||
| Category (テキスト) | ||
| Contextual keywords (テキストリスト) | ||
| Address (テキスト) | ||
| Salary (テキスト) | Yes | |
| Final URL (URL リスト) | ||
| Tracking template (URL) |
フィードに関してはGooleのヘルプがしっかりしています。
タグの設置
下記のタグを対象のページすべてに設置します。
必須項目はjob_id部分だけですが、job_pagetype typeも入れろとエラーがでたので、offerdetaを入れたところ動的リマーケティングが動き出しました。
<script type="text/javascript">
/*この部分のタグが動的リマーケティング用のタグ*/
var google_tag_params = {
job_id: "フィードのJob IDと同じidを入れる。このIDとフィードが紐づく",
job_pagetype: "任意だが入れないと動かなかったので、offerdetaを入れた"
};
</script>
<script type="text/javascript">
/*この部分のタグは通常のリマーケティングタグと同じ*/
/* <![CDATA[ */
var google_conversion_id = xxxxxxxx;
var google_custom_params = window.google_tag_params;
var google_remarketing_only = true;
/* ]]> */
</script>
<script type="text/javascript" src="//www.googleadservices.com/pagead/conversion.js">
</script>
<noscript>
<div style="display:inline;">
<img height="1" width="1" style="border-style:none;" alt="" src="//googleads.g.doubleclick.net/pagead/viewthroughconversion/xxxxxxxx/?value=0&guid=ON&script=0"/>
</div>
</noscript>
動的リマーケティングタグが正しく設置されたかの確認
共有ライブラリ > ユーザーリスト > タグの詳細
タグの詳細をクリックして、以下のようにカスタムパラメータが有効になっていればOKです。
一部の問題を確認すると、設置してない「job_totalvalu」を設置しろと書かれていましたが、設置しなくても動的リマーケティングは開始可能です。
動的リマーケティングの広告作成
動的リマーケティングのキャンペーン > 広告グループ > 広告タブ > 広告テンプレートを選択
広告テンプレート > 動的広告を選択
対象の広告テンプレートを選択すればOKです。
あとはツールにしたがって作成していけばOKです。
広告グループとリマーケティングリストのひも付け
広告の作成が終わったら、広告を作成したグループとリマーケティングリストをひも付けます。
フィードを作成した時点で以下のリストが生成されているはずです。今回は
今回はjob_pagetype type を詳細ページしか指定しなかったので「求人情報のサイトにアクセスしたユーザー」がリストとして貯まっています。
検索結果ページの閲覧「searchresults」も何故か貯まっています。















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